突然ですが、みなさんは「化粧療法」という言葉をご存知ですか?
新たな分野として、注目が集まっている化粧療法の価値を広めるため、河村さんは独自の学術研究に基づき啓蒙活動をされています。
まんまる薬局としても、今後さまざまな取り組みをしていくとのことで背景や野望についてお話を伺いました!
Q1.臨床化粧療法って?
臨床化粧療法とは、見た目や身だしなみ(スキンケアや化粧)によって生活をより豊かなものにすることを目指す療法です。
不本意なままに外観の悩みをお持ちの方に、心身機能やQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)の維持向上などをする療法とも言えます。
最近注目されてきているものでは、アピアランスケアというものがあります。
これは、抗がん剤をはじめとする薬物療法の副作用によって、外見の変化(脱毛、爪、皮膚など)や外科治療による傷の変化がもたらす患者さんのストレスを軽減するためのケアです。
副作用によって、社会とのつながりや人間関係を避けるようになってしまう患者さんも少なくありません。そのような患者さんをサポートし、社会復帰を目指すのが我々のミッションです。
Q2.まんまるスキンケア部を設立した?
その中で患者さんに寄り添うときの一つの選択肢として協業できればと思い、ご一緒させて頂くことになりました。
まんまる薬局さんは在宅に特化した薬局で、日々患者さんと接することが多いと思います。そして、単なる投薬業務でなく「患者さんの生活全体をサポートする」ことをミッションとされています。
まずは、まんまる薬局の社員様向けの福利厚生として試験的にやってみましょうということなりました。
患者さんから何かご提案するとき、もしくは質問をされた時に、自分たちがスキンケアや肌悩みを改善した体験があることで伝わると思ったからです。
働くスタッフの姿は「企業の姿」ですし、見た目や身だしなみから自分を見つめ直す機会にして頂きたいという松岡さんの後押しも頂きました!
Q3.具体的な取り組みは?
まんまる薬局の鶴田さんをはじめ、2ヶ月間スキンケアのカウンセリングとアドバイスを含めたサポートをさせていただきました。
徐々に肌の変化があり、何より心境の変化が大きくあり大変喜んでいただけました。この実績を持って、まんまる薬局内で『スキンケア部』を設立しました。
この部活動を女性スタッフのみならず、男性スタッフも巻き込んでやっていきたいと思っています。
実は男性の方が効果が見えやすいなどもあったりしますので!
働くスタッフの皆様がイキイキしている姿が、結果的に多くの患者さんに良い影響を与えられる状態を作り出せるように引き続きサポートさせていただきます☆
いかがでしたか?
今回は一般社団法人日本臨床化粧療法士協会代表理事 河村しおりさんにお話を伺いました。
この記事を読んで「化粧療法」という言葉を初めて耳にした方も多いのではと思います。