ママ薬剤師が切り拓く新たな在宅訪問のかたち

今回のインタビューでは、ママ薬剤師の五月女真依子さんに、これまでのキャリアとなぜまんまる薬局を選んだのかについて伺いました!

2023年10月にまんまる薬局に転職してから、この5ヶ月でまんまる薬局は子育てとの両立ができる薬局なのかどうかも質問させていただきました。

Q1.これまでのキャリアとまんまる薬局への出会いは?

実は薬局ではなくて、新卒でCROの会社に就職しました。

珍しいですね!ちなみに、CROって何ですか?

CROは治験業務を製薬会社から委託されて、代行するお仕事です。

主な業務
  • 臨床試験の実施・支援、モニタリング
  • 症例報告書のデータマネジメント
  • 新薬の承認申請の実施・支援
  • 医薬品の流通販売後における安全性の調査・分析

主に全国を飛び回り、病院に訪問して治験が問題なくできているかを確認するモニター業務を2年間やっていました。

医師や看護師などの医療従事者とワンチームで仕事をする楽しさはあったのですが、患者さんと直で接する仕事もしたくなり、大手調剤薬局に転職しました。
大手調剤薬局には7年ほど勤め、管理薬剤師も経験させていただきました。

他にも、1,000床以上の大学病院の門前薬局や駅前にある面の薬局であったり、施設在宅も担当させていただきました。そのときに「個人在宅もやってみたい!」と思ったんです。

でも、3歳の娘の子育て時短での個人在宅の両立は無理だと思ってました。なぜなら、面接の時に時短でお願いしますというと、ほとんど断られるからです。
自分が個人在宅の薬局の管理薬剤師の立場で、急にシフトに穴を開けられたら困るなって思いますしね…。

そんなときに知人にまんまる薬局を教えてもらい、話しを聞いてみると

新たな転職先に求めていた条件
  • 時短で勤務したい
  • 個人在宅をやりたい
  • 子どもが体調崩したときに休みたい
  • 個人在宅は初めてなので2人でいきたい

これらを解消できる働き方ができるとのことで、決めました!

Q2.個人在宅に特化したまんまる薬局はどう?

施設在宅と個人在宅は、ぜんぜん違いました。

施設在宅は施設の看護師さんを通してやり取りをするので、患者さんとあまり話す機会がありません。逆にいえば、看護師さんに聞けばすべてが分かります。

一方で、個人在宅は誰かに聞けばすべてが分かるというのは稀です。ケアマネジャー、ドクター、患者さんご本人、患者さんのご家族、誰に聞けば欲しい情報が知れるかというところから自分で考える必要があります。

これまでのキャリアの中で、個人在宅と似ている仕事はありますか?

個人在宅は、CROで行っていたモニター業務に近い感じがします。

モニター業務では、放射線科や検査部などの各科・各部署とコミュニケーションをとって、横のつながりをつくってチームを作り上げてからがスタートでした。このときと同じ感覚がありますね。

Q3.まんまる薬局でママ薬剤師と子育ての両立は可能?

まんまる薬局では在宅と子育てを両立できます。

いまは週5で、9:30~14:30のシフトで週4訪問・週1調剤というかたちで働かせていただいております。
しかも、子どもが急に熱を出してしまって早退させていただくこともあります。

そのときに、まんまるの人たちはみんな「お子さんお大事にね!」「お子さん落ち着くまでゆっくりね」と声をかけてくれます。
まんまる薬局は20代が多く、お子さんが居る方が特別に多いというわけでもないのに、寛容な雰囲気なのが何よりも救われています。

さらに、個人在宅が初めてな私でもボランチと2人体制でいっしょに回れるので、薬以外のことはお任せできる安心感があります。

勤務時間外の担当患者さんの情報連携はどうしてるんですか?

そこも懸念していたのですが、バックオフィスの方々が電話対応を巻き取ってくれていたり、患者さんの情報をチャットで非同期なかたちでも連携できています。

ボランチ・バックオフィスの存在は、とても心強いです。

ママさんが私だけではないことも両立できている理由のひとつです。

Q4.まんまる薬局の特徴は?

まずは、コミュニケーションの部分です。

余計な気遣いがないのがとても良いです。こんなこと聞いたら怒られるかな?とかもありません。
この人に嫌われたらいけないみたいなものもなくて、人間関係がものすごく良いと感じます。

次に、改善案が現場に落とし込まれるまでの速さです。

大手では一つの改善案が現場に落とし込まれるまでに、稟議を通して3つの印鑑をもらわないと進められないことが通常です。
ですが、まんまる薬局では、1on1の機会に麻薬の管理方法の改善を提案すると、検討してくれたりします。大手でやってきた経験が活きるところも、やりがいを感じます。

あとは、まんまる薬局の懐の深さも他の薬局にはない特徴だと思います。
ずっと一緒にやっていくと決まっていない人も採用されたりしていて、だからこそいろんな背景をもっている面白い人達が集まってくるんだなって思いました。