病院薬剤師を目指してるのにまんまる薬局でアルバイト!?

今回は、2022年8月からまんまる薬局でアルバイトをしている慶應義塾大学薬学部4年生の宮澤さんへのインタビューです!

将来は病院薬剤師を目指しているのにも関わらず、なぜまんまる薬局でアルバイトをしているのか、まんまるファミリーとどういう会話をしているのか伺いました。

Q1.なぜインターンシップじゃなくてアルバイト?

インタビュー中の宮澤さん

インターンシップだと1日見学して終わりだけど、アルバイトだと継続して学べて薬局のリアルを知れると思ったからです。それに実際に患者さんへ処方されている薬に触れることができます。

実習に行く前から臨床の経験を積ませていただけるのも大きいなと考えていました。4年生の夏休み前にどこかの薬局でアルバイトをさせていただこうと、求人を見ていたらまんまる薬局が目につき、応募しました。無事採用してもらえて8月からアルバイトで入らせてもらってます。

他の薬局や病院のインターンシップは参加してないんですか?

いろいろ参加してます!ちょっと遠めな場所だけど気になっているところは、今のうちに行っています。たとえば、最近ですとICLSなどの活動に力を入れられている亀田総合病院さんに行ったりしました。

Q2.約7ヶ月まんまる薬局にいてどう?

街中の宮澤さん

計数調剤の9割ぐらいが一包化なので、教科書には載っていない在宅特有の印字の工夫を学べています。処方解析みたいなところでいえば、高齢者にはこういう処方が多いんだな〜とかたくさん見れて新鮮です。

他にも輸液や栄養剤がよく出るので、学びになります。「栄養剤=胃ろう」というイメージを持っていたので、エンシュアみたいな経口で用いる栄養剤があることを知ったときには驚きました。

すでにまんまる薬局での経験がどこかで役立ってますか?

つい最近CBT試験があったのですが、ゾーン2とゾーン3はまんまる薬局での普段の業務で知っていた知識だったので、簡単にすらすら解けました(笑)
そのためにアルバイトをさせてもらっている訳ではありませんが、さっそく役立ちました!

Q3.病院に行こうと思ってるのに、まんまる薬局に入ったのは?

緑の中の宮澤さん

病院じゃないところを見ておきたいからです。具体的には病院の中でも急性期の病院で薬剤師の専門性をフルに発揮しながら患者さんの治療に貢献したいと思っています。

そのためには、急性期の病院を退院した患者さんが次に体験する可能性のある在宅医療も薬剤師の観点から知っておくことが必要だと思っています。

あとは、今までに参加したインターンやPTさんのインターンに参加してみて、在宅っていいなって以前から思っていたことも大きいです。大学の在宅医療の講義が楽しかったのも理由のひとつです。

なるほど。まだ病院実習は始まっていませんが、病院と在宅間で課題になりそうなことは見えてきましたか?

以前から急性期に勤めている医学部の先輩、まんまる薬局の薬剤師・ボランチの方たちからお話伺っているので、すでに課題に感じていることはあります。それは橋渡しの部分です。いわゆる薬薬連携の領域なのですが、お互いがお互いの薬剤師業務の理解を深めることで、よりスムーズかつ抜けもれのない患者さんへの医療体験をつくれるのではないかなと。

病院の中では安定していても、退院したら生活が偏ったりだとかそこのフォローアップができる橋渡しをやっていきたいです。

Q4.宮澤さんが思うまんまる薬局の特徴は?

イベントで参加者とコミュニケーションをとっている宮澤さん

若い人が多いから元気があるなぁって思います。忙しくて2週間ぶりに出勤したときに湿布のダンボールがピッキングする側から見やすい開き方になっていたり、ipadのコードがキレイになっていたりするので改善スピードはまんまる薬局の特徴だと感じています。

あといちばん感じていることは、まんまる薬局のメンバーは元気に加えて、成長に貪欲な方が多いです。しかもお互いが応援しあっている素敵な環境だなと思います。私自身、将来はまんまる薬局ではなく急性期の病院に行くと明言しているにも関わらず、「宮澤さんにはそこまで教えなくていい」という人がいません。

〇〇だから手を抜くということがなく仕事に厳しそうな人たちですが、そこに優しさもあるのがまんまる薬局の特徴だと思っています。

Q5.これから行動しようと思っている人に伝えたいことは?

サークル活動中の宮澤さん

少しでも気になることは何でもやったほうが良いです。私も今までやらない派だったけど、1年生の10月に日本薬学生連盟に入ってみてから、メンバーの熱量に感化されて自分も動くようになりました。
ギリギリで迷ってやっても後悔したことないんで、動いて欲しいです!