今回の「まんまるの輪」は、まんまる薬局 OMFOMF光が丘でバックオフィスを担う森さんへのインタビューです。入社は2025年8月1日。まもなく、1年になります。
転職のきっかけを尋ねたときの第一声が、「出会ってしまった、って感じですね」でした。引っ越した先の、本当に目の前。そこにあったのが、まんまる薬局 OMF光が丘だったのです。
1日200枚近い処方箋が飛び交う外来の薬局から、在宅医療の現場へ。実店舗ではただ一人のバックオフィスとして、走り回る店長や薬剤師・ボランチを裏から支える森さんの1年をお届けします。
「出会ってしまった」——引っ越し先の、目の前にあった薬局
前職も調剤薬局でした。ただ、在宅というよりは外来がメインでした。精神科の門前で、どの科もまんべんなく来る薬局で多い日は1日200枚近く。それを事務1.5〜2人、薬剤師4人で回していました。少数精鋭で、みんなができる人だったのでヘルプもなく、正直いっぱいいっぱいでしたね。
その前は、ずっとクリニックや病棟で働いていました。患者さんとはずっと接してきたけれど、在宅だけはやったことがなかった。だから、まず興味がありました。
実は前職に移るときにも、在宅のクリニックをかなり調べていたんです。「きっとこの先は、在宅がメインになっていくのかな」と思っていたので、早いうちにそちらへ行きたいという気持ちがありました。
そんな中、育休から復帰したのが2025年の4月でした。復帰したら、育休前とは違う店舗への異動になって、通勤時間がかなり増えてしまったんですね。それだと仕事と育児が両立ができない。思い切って転職しようと思ったタイミングで、ちょうど引っ越しも重なりました。
そして、引っ越し先の本当に目の前に、まんまる薬局の光が丘があったんです。求人が気になってチラチラ見ていたら、スカウトメールをいただいて。「これだ!」と思いました。
スカウトメール自体は、登録していると結構届くものなんです。でも条件が合わなかったり、「ちょっと違うんだよな」ということが多くて。それなのに、この求人だけは気になって気になって仕方がなかった。どうしようかなと悩んでいるうちに連絡をもらえたので、もう一気にドドドッと(笑)
6月に面接、7月で退職することを上司に伝えて、8月1日から入社しました。
求人写真の笑顔と、「超いいよ、それ」
決め手は、二つあります。
一つは、求人の写真。そこに写っていた小日向さん(OMF光が丘の店長)を見て、「この人と働きたい」と直感で思ったんです。すっごくいい笑顔で写っていて、「ああ、なんか楽しそう」と思って。実際にお会いしたら、印象がそのままでした。
選考は、まずメールでやり取りをして、店舗に見学と面接に行かせてもらって、最後に代表の松岡さんとオンラインでお話しする流れでした。
もう一つの決め手は、その松岡さんとの面接です。子どもが小さいうちに仕事と子育てを両立するのは、想像よりずっと難しかった。どちらを優先するかと考えたとき、今までなら間違いなく仕事でした。でも、子どもの成長を見逃すのが悔しいと、すごく思ってしまって。
正直に言ったほうがいいと思ったので、伝えたんです。「両立をするうえで、今の段階ではどうしても子育ての比率が上がります」と。子どもはどうせ離れていくので、そのうち尻すぼみになる。そのときにはまた仕事をしたいと思うかもしれない。でも今は——と。
そうしたら、「いいよ、超いいよ、それ。応援するから」と言われて。
驚きました。もう絶対にここで働くと思って、「お願いします」と。
どこの会社も、表向きには「両立できるようにサポートします」とあると思うんです。でも社長が自ら「いいよ、その考え、超いいよ」と言ってくれるとは思わなかった。すごく心強かったです。あの言葉で、「あ、いいんだ。それでいいんだ」と思えました。
入社して一番悩んだのは、仕事ではなく”自分の働き方”だった
入って最初、正直「もっとできる」と思っていたんです。
それまでフルタイムの週5日・8時間でやれていた業務量と、週4日・6.5時間でできる業務量。このギャップに自分で整理をつけられたのが、去年の年末ごろでした。それまでは「なんでできないんだろう、なんで終わらないんだろう」と、ずっと自問自答しながら悩んでいました。
小日向さんにも相談したんです。話しているうちに、「私、勤務時間が短いんだから、終わりきらないのは当然かもしれない」と気づけて。そこで初めて、「できないかもしれないです」とちゃんと伝えることができました。
物理的に時間が少ないという、当たり前のことに意外と気づけていなかった。育休に入る前の自分の働き方のイメージのまま、仕事をしてしまっていたんですね。
ツールにも、最初は苦労しました。次から次へとチャットが飛んでくるのに慣れなくて、あたふたしてしまうことがかなり多かった。今はやっと、「今じゃないな」「今だな」というタイミングを見極めながら使えるようになってきたので、仕事の効率はだいぶ良くなってきていると思います。
店舗のバックオフィスは私一人ですが、光が丘には他店のバックオフィスの小林さんと遠藤さんが入ってくださっています。もともと小林さんが一人でやっていたと聞いて、かなり驚きました。今は3人で相談しながら業務を分担しています。
光が丘は、「活気があって、みんなで話し合える」店舗
OMF光が丘を一言で表すなら、活気があって、いろいろ話し合ってみんなで業務を進めていける、働きやすい店舗です。
一番驚いたのは、みんな若いのに、自分の意見や考えをちゃんと持っていて、それを言葉にして伝えられること。これは本当にすごいなと思いました。
年齢の壁も、まったくありません。入る前は「私はかなり上になっちゃうけど大丈夫かな」と相談していたくらいだったのですが、その心配は無駄でした。みんな変な気の使い方をせず、すごくフランクに接してくれる。分からないことを聞けば、どんどん教えてくれる。楽しく働いています。
走り回る店長を、裏から見ていて思うこと
店長の小日向さんは、団地や施設での勉強会を始めたり、この間はチラシを1,500部ポスティングしたり、地域を走り回っています(その活動については、こちらの記事で)。
それを裏で見ていて思うのは、「これだけ忙しいのに、あれを思いついて実行に移しているのがすごい」ということ。
手伝えることは手伝うと言っているのですが、なかなか手伝えずにいるのが心苦しくて。ポスティングとか、手伝えたらよかったんですけどね。
バックオフィスの1日
朝は出勤して、まず訪問に出ていた会計のポーチやパーキングのポーチをリセットするところから。それから外来分のレジ金を確認します。
そうしている間に外来の患者さんがぱらぱらと来始めるので、外来を進めながら、その日の処方箋を全部確認していきます。
あとは空いたタイミングでFAXを見たり、入力をしたり。

「もっとできるはず」——もどかしさも、まだある
1年が経とうとしている今も、正直いっぱいいっぱいになる瞬間はあります。
余裕ができれば、次に何ができるかが見えてくるはずだし、探せる気もするんです。でも今は、そこまで手が回らない。「もっとできるはずなのに、できない」というもどかしさは、結構あるかもしれません。
いろいろな職場で働いてきたからこそ、「いろんなところのいいところを、まんまるにも入れたい」という気持ちがあります。前職ではこうだった、というのを持ち込むのではなく、それはそれ、これはこれと割り切ったうえで、いいところは工夫して入れ込めないかなと考えています。
逆に、「まんまるのこういうところ、すごくいいな」と思うところもたくさんあって。そういうときは、「こういうふうにやれば、あのときも良かったんだ」と過去を振り返ることもあります。小さい改善を、少しずつ試しているところです。
これから入ってくる人へ——「不安は、全く持たなくていい」
新しい職場に入るときって、やっぱり不安があると思うんです。
でも、その不安は全く持たなくていいよ、と言いたいです。絶対、誰かが助けてくれます。不安だとは思うけれど、飛び込んじゃっていいじゃん、という感じです。
あとは、年齢を重ねているからとか、経験がないからとか、そういうのもいらないと思います。だいたいどこへ行ったって、最初はみんな新人なので。若かろうがそうでなかろうが新人なんだから、心配する必要は全然ないなという感じです。
私自身、必死に走っていたら、気づいたら1年でした。一緒に働いている人たちには「まだ1年なんですか」と言われるくらい、態度は大きいんですけど(笑)。
それくらい、楽しく働けています。
引っ越し先の目の前にあった、一軒の薬局。「出会ってしまった」——森さんがそう振り返る偶然は、いまの光が丘の毎日を支える、確かな一本の柱になっています。




