2026年4月、まんまる薬局に新卒薬剤師として入社した野口果琳(のぐち・かりん)さん。
在宅医療への興味と、見学時に感じた空気感を頼りに、地元を離れて上京しました。社会人1年目、いまの胸の内を聞いてみました。
薬剤師を志したきっかけは?
幼いころから、医療に携わる仕事をしたいという気持ちがありました。本格的に進路を考えはじめたのは高校生のときです。薬剤師という仕事は、長く続けやすそうだということ。そして薬学部に進めば、その先の道が広く持てそうだと感じたこと。それが決め手でした。
6年間の薬学部生活でいちばん印象に残っていることは?

実務実習が始まってから、世界が一気に広がった感覚があります。それまでは大学とアルバイトを往復する日々でしたが、実習先の薬局を通じて他大学の学生とも交流が生まれて、視野がぐっと広がりました。学生生活の後半の2年間は自由でいて、いちばん大切な時間でした。
実務実習で見た薬剤師の世界
5年生の実務実習では、薬局と病院の両方を経験しました。そのふたつの現場の印象は、まったく違うものでした。
薬局の実習先は、大学病院の門前店舗で1日に来局する患者さんの数が多く、大学のタスクと両立しながら走り抜ける大変さがありました。それでも、その分だけ多様な薬剤や病態に触れることができたのは、大きな経験になりました。
一方、病院実習で見たのは急性期の現場でした。患者さんの入れ替わりが激しく、ひとりの患者さんと関われる時間はほんの一瞬。患者さんの暮らしまでは見えにくく、就職先という観点でも病院の門は新卒には狭い。そう感じたことが、のちに在宅という選択肢に目を向けるきっかけになっていきました。
進路選択で迷ったことは?
新卒薬剤師の進路は、大学病院、調剤チェーン、ドラッグストア、MRと本当に幅広い選択肢があります。その中でもわたしが惹かれていったのは、在宅医療の領域でした。急性期病院の実習で感じた関われる時間の短さ。患者さんの暮らしに、もう少し長く関わりたいという気持ち。それが進路を絞っていく軸になりました。

まんまるを知った経緯と、他とは違うと感じた瞬間
在宅をやっている薬局を見てみたくて、実はいくつか見学に行きました。まんまるは、その中のひとつでした。実際にさまざまな現場に足を運んで感じたのは、働いている方々のチーム感と、お互いに協力し合っている雰囲気の良さ。そして、訪問体制そのものが、まんまる特有のものだと感じました。
入社が決まったあとに改めて理念やシステムづくりを知って、優しさを大事にしている会社で、しかも挑戦する人を応援する空気がある。それも大きな魅力でした。
新卒で上京して、在宅薬剤師と決めた瞬間
–新卒で在宅専門薬局に飛び込むのは、薬学部の同期の中でもかなり珍しいですよね?
はい。かなりレアだったと思います(笑)
決め手になったのは、内定後に行われた社員の方々との対話でした。先輩の話を聞いていて、純粋にワクワクしたこと。現場を見学したときに、自分はこれがやりたいんだと強く思えたこと。そのふたつが背中を押してくれました。
地元を離れて上京することへの不安は、意外なほどありませんでした。家族も、やりたいことがあるならいいよ、と気持ちよく送り出してくれました。

まだ入ってまもないですが、先輩薬剤師から学びはありましたか?
研修期間で印象に残っているのは、先輩たちの声のかけ方でした。前向きな言葉をかけてくれる先輩。周囲へのフォローを柔軟にできる先輩。そういう姿を間近で見ていると、薬剤師としての知識やスキルだけでなく、人としての姿勢を学ばせてもらっている感覚があります。
上京して、社会人になって
学生から社会人へ。地元から東京へ。環境が一気に変わった4月でした。正直に言うと、東京での生活に慣れるまでには時間がかかったし、環境に順応するのにちょっと苦労しました。
それでも、上京して良かったこともあって、東京に来たから会えるようになった友人もいます。
1年後、3年後、10年後の理想の薬剤師像はありますか?

1年後は、いろんな先輩方を見て、学んで、真似る期間にしたい。
2〜3年後からは、少しずつ自分でも挑戦していくステージにしたい。
10年後は、現場の業務だけでなく、行動やシステム、育成といった分野にも関わっていきたい。
現場に立ちつづけながら、組織を育てる側にも関わっていくキャリアにも興味があります。まずは、在宅についてさまざまなお仕事をマスターしていきたいです。
