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オーストラリアから在宅医療の世界へ――海外経験を武器に、まんまるの「心」を届ける薬剤師

大手調剤薬局、そしてオーストラリアでのワーキングホリデー。

異色のキャリアを経て、まんまる薬局RWG青砥にやって来た薬剤師の小池曉輝さん。大手調剤薬局での勤務、オーストラリアでのワーキングホリデーを経て、在宅医療にコミットしたいという想いでまんまる薬局の門を叩きました。

海外での経験は在宅訪問にどう活きているのか、入社半年で見えてきた景色とこれから描いていきたい未来とは?小池さんにたっぷりお話を伺いました!


Q1. まんまる薬局を選んだ決め手は?

風通しの良さと、「都内を網羅する」というビジョンにワクワクしたからです。

海外から帰ってきて、薬局業界の古風な体質や風通しの悪さが気になりました。まんまる薬局は大学時代から存在を知っていて、若い人が多くてエネルギーがあって、風通しが良さそうだなと感じていました。

それに、「都内に11店舗を作って都内を網羅する」というビジョンが面白そうだなと。店舗間で連携が取れて、会社全体を見られる体制にワクワクしました。

もともと在宅医療にコミットしたいと考えていたので、個人在宅にここまで特化している薬局は他にないと思いましたし、この環境はまさに望んでいた通りでした。


Q2. オーストラリアでの経験を教えてください!

日本の「当たり前」が当たり前じゃないことに気づかされました。

オーストラリアでは、現地のホテルでほぼ外国人に囲まれて働いていました。アルゼンチンやインドネシアなど、経済的に不安定な国から出稼ぎに来ている人たちのリアルな生活を目の当たりにして、日本の平和的な感覚とは対極にあるものを感じました。

「地獄を脱出してでもオーストラリアに住みたい」という強い意志で来ている人たちがいて、自分が持っていた常識がガラリと変わりましたね。

一番大きかったのは、「60点、70点でいい」という感覚を知れたことです。

日本人って、どうしても100点満点を目指しがちだと思います。でも、向こうの人たちは60点や70点で「これでいい」って割り切って次に進む。綿密な提案を練り上げるよりも、まず素案を早くもらった方が相手は嬉しいだろうっていう感覚が身につきました。

それって在宅の現場でもすごく活きていて、完璧じゃなくてもまずは動く、まずは患者さんのところに行く。そのスピード感が大事だなと思っています。


Q3. 海外経験は在宅の仕事にどう活きていますか?

日本語が不得意な方にも寄り添えるコミュニケーション力がつきました。

オーストラリアで多国籍な環境にいたおかげで、言葉が通じにくい方や、日本的でないライフスタイルの方にも自然と寄り添えるようになりました。相手の言葉の奥にある意味を汲み取って話すことができるようになったのは大きいです。

在宅の患者さんの中にも、うまく言葉にできない方がたくさんいらっしゃいます。そういう方の気持ちを察して、一歩踏み込んだコミュニケーションができるのは、あの経験があったからこそだと思います。

あと、チームとして気持ちよく働くために意識的に行動することの大切さも学びました。

国家資格を持っていると、つい「自分は大丈夫」と思ってしまう瞬間ってあるんですよね。でも海外での経験を通じて、コミュニケーションを疎かにしないこと、チームで働く意識を常に持つことの大切さを実感しました。


Q4. 入社して半年、最も印象に残っている患者さんとのエピソードは?

認知症の患者さんが、家族のことは忘れても、僕たちのことは覚えてくれていたんです。

その方は、ご家族のことも時折忘れてしまうような状況なんですが、僕たちが訪問すると覚えていてくださって。「お兄さん優しいね」とか、「あのお姉さん今日いないの?」とか声をかけてくださるんです。

娘さんもいつも一緒にいらっしゃるんですが、「認知症で私のことも分からなくなるくらいなのに、あなたたちのことは覚えてくれている」っておっしゃってくれて。

薬以外の部分で関わる、対人コミュニケーションの大切さを心から感じた瞬間でした。

在宅って、患者さんのリアルな生活が見えるんです。薬の管理ひとつとっても、正解が一つじゃない。ヘルパーさんに管理をお願いしたりカレンダーに入れたり、論理的に最善と思われる方法でも、それが患者さんの尊厳や人生の張り合いを奪ってしまうこともある。そのバランスを見つけるのが、在宅ならではの難しさであり、やりがいでもあると思っています。

外来だと「薬剤師と患者さん」という関係ですが、在宅では性格も、認知機能のことも、ご家族との関係も含めて、まるごとその人を知ることができる。半分、知り合いの知り合いぐらいの感覚になるんですよね。


Q5. まんまる薬局の雰囲気をひと言で表すと?

「部活感」ですね。

リアルタイムでボールをパスし合うような、スポーツ感のあるチームの動きが好きなんです。公私の区別がつきすぎていない方が、相手の性格を理解した上で最適な仕事ができるし、気持ちよく働ける。まんまるにはそういう空気があります。

入社してから、これまで比較すると仕事に費やす時間が自然と長くなっていて、それはやれることが増えたからなんですよね。先輩薬剤師の業務を分担したり、単独で訪問に出る機会が増えてきて、チームの「より真ん中」にいる感覚が出てきました。

この半年間、まんまるに来て後悔したことは一度もないです。


Q6. これから挑戦したいことは?

管理薬剤師をやりたいです。チームをまとめること、人の微妙なバランスを取る作業が好きなんです。

忘年会で松岡さんから「管理薬剤師に向いている」と言っていただいたこともあって、やっぱりチャレンジしたいなと。少~中人数のチームをまとめていくことに興味があります。

あとは、ラウンダーのようにいろんな店舗を回って、オペレーションを円滑にサポートする役割もチャレンジしてみたいです。できていることとできていないことを明確にして、改善策をオペレーションに落とし込んでいく。そういう戦略を組み立てる作業が好きなんです。

同じことをずっとやるのは正直苦手なタイプで(笑)

だからこそ、複数の店舗を横断して課題解決に取り組んだり、変化のある仕事にワクワクします。

まずは管理薬剤師に必要な認定資格の取得に向けて頑張りつつ、今のRWG青砥で管理薬剤師のまゆみさんのサポートをしっかりやりきること。その積み重ねが、次のステップにつながると信じています。


編集後記

オーストラリアでの経験を通じて身につけた柔軟さと、在宅医療への熱い想い。その両方を持ち合わせた小池さんとのインタビューは、予定の倍以上の時間に及びました。

「部活感」という言葉で表現されたまんまる薬局への愛着と、認知症の患者さんのエピソードから伝わる在宅医療への真摯な姿勢。入社半年にして、すでにチームの真ん中で活躍し始めている小池さんのこれからが、本当に楽しみです。

管理薬剤師としてチームをまとめる日も、そう遠くないはず。今後の小池さんの活躍にご期待ください!