高度急性期病院で16年間磨き上げた、薬学的な知見とチームマネジメント力。
糖尿病療養指導などの専門資格を2つ以上持ち、内科病棟や救急領域で活躍してきた泉さんが、新たな活躍の場に選んだのは「在宅医療」でした。
「知識があるからこそ、できるアセスメントがある」
そう語る泉さんは、病院で培った専門性を、在宅という限られた情報環境の中でどう活かそうとしているのか。ICTの活用やチーム医療への共感、そして「薬だけでなく人をみる」薬剤師としての覚悟を伺っていきます。
新卒からこれまでは?

大学病院で、16年間勤務しました。最初の1~2年は調剤監査業務で、その後から病棟業務を担当しました。特に糖尿病内分泌代謝内科、神経内科、消化器内科の患者さんが入院する病棟を長く担当し、糖尿病療養指導士などの資格も取得しました。
救急領域に携わることもありましたが、基本的には内科病棟での業務が中心でした。また、最後の5年間ほどは、ユニットリーダーとしてチームマネジメントにも携わりながら、病棟の担当も行っていました。
–16年間の病院勤務で、特に印象に残っている出来事や学びはありますか?
特に印象に残っているのは、患者さんや医療スタッフから頼りにされて、それに応えられた時の喜びです。具体的には、糖尿病の患者さんが持参薬の件でトラブルになった際、間に入って解決に導いたことや、前立腺生検で入院された患者さんに糖尿病の薬について詳しく説明したところ、感謝されたことなどです。当たり前なのかもしれませんが、こうした経験を通じて、薬剤師としての専門性を活かして患者さんの役に立てることに喜びを感じることが印象深かったです。また、糖尿病の患者さんは治療の前にまず患者さん自身が糖尿病であるということを認知していただく必要があって、その行動変容を促すための心理的アプローチの重要性を学んだことも大きな収穫でした。
長く病院で働かれてきた中で、なぜ「まんまる薬局」へ?

しばらくしてから急性期の病院とは異なり、退院後の患者さんにも長期で関わることが出来る「在宅医療における薬剤師の役割」にちょっと興味を持ちました。
次第に退院後の患者さんの生活を支えたいという思いが強くなり、転職を考え始めたんです。
そのときにかつて一緒に働いていた看護師さんが訪問看護に転職された後に、また仕事で病院で会うことがありました。その看護師さんに在宅医療の話を聞いてみると、「まんまる薬局ってスゴイんだよ」と仰っていて、名刺の裏側にまんまる薬局という名前をメモって調べてみました。
はじめての転職ということもあり、さまざまな在宅薬局を調べてみましたが、ICTを活用した先進的な取り組みや患者さんに寄り添う姿勢に共感しました。
最終的には、代表の松岡さんとの面談で、その熱意やビジョンに触れ「ここだ!」と直感して転職させていただきました。仕事でワクワクも大事にしたい気持ちがあり、そこも会社として大事にされているところにも惹かれました。
–まんまる薬局で働き始めて感じた「病院との違い」や、「まんまるらしさ」はどんなところですか?
まず病院との違いは、病院は患者さんが病院にお邪魔する雰囲気がありましたが、在宅では患者さんのお宅にこちら側が伺うというのは大きな違いだなと感じました。

まんまるらしさは、まだ入ってから1ヶ月半ですが、チーム全体で患者さんを支えようという意識と温かい雰囲気な気がしています。それだけでなく、ICTツールを積極的に活用していてスムーズに情報を共有して効率的かつ質の高い医療を提供しようという姿勢もらしさなのかなと思います。
–自己紹介シートに「長いこと病院という狭い世界で勤めてきたので色々偏ってますが…」と書かれていましたが、ご自身では、その“偏り”はどんなところにあると感じていますか?それを、まんまるのチームでどんな「強み」として活かしていきたいですか?
病院での経験が長い分、薬学的な知識や専門的な視点を持っていることは強みだと思っています。一方で、在宅医療特有の視点や柔軟な対応については、まだまだ学ぶべきことが多いと感じています。特に患者さんとの距離感は病院とはぜんぜん違うので難しいなと感じています。

まずは在宅で一人前になり解像度を高めていかないとですが、病院で培った薬学的知識は、まんまるメンバーに共有してともに成長していきたいです。
2児のパパとして、仕事と家庭のバランスで大事にしていることは?

仕事も大切ですが、家族との時間も同じくらい大切にしたいと思っています。特に子供たちが小さいうちは、できるだけ一緒に遊んであげたいですね。まんまる薬局は、ワークライフバランスを重視している会社なので、仕事と家庭の両立がしやすい環境だと感じています。父として、仕事に誇りを持ちながら、ワクワクしている様子を子供たちに見せていきたいです。
これからまんまる薬局でチャレンジしてみたいこと、叶えたいことは?
まんまる薬局では、薬学的なアプローチをさらに深め、患者さんのQOL向上に貢献したいと考えています。また、チームメンバーと共に学び合い、成長できる環境を作っていきたいです。
