薬剤師への価値観が変わったインターンシップ

今回は、まんまる薬局のインターンシップに参加された齊藤さんの体験談です。

自分の視野を広げたいとの思いで参加してくれました!

インターンシップの終了間際に齊藤さんにインタビューさせていただきました!

Q1.まんまる薬局をどうやって知ったんですか?

学生団体に所属してて、イベントを開催した時にアドバイザーとしてご参加いただいたのが、まんまる薬局の松岡さんでした。

お話する機会があって、すぐにインターンシップのお誘いをいただいたことがきっかけです。

その会話の中で、患者さんを第一に考えた仕組みに感動しました!

介護老人保健施設等への訪問で在宅医療をうたっている薬局とは違いました。

ほぼ100%個人宅に訪問している“というところが特にです。ここに魅力を感じました。

私は4回生なので、就活は少し先ですが学校の勉強以外で新たな学びを得たい・視野を広げたいと思っていたことで、まんまる薬局のインターンシップとのご縁をいただきました!

Q2.インターンシップに参加してどうだった?

インターンシップ生の齊藤さんにインタビュー中の写真

常識に囚われない薬局だなという印象を持ちました。

最初は個人宅がほぼ100%の在宅に特化した薬局というものに想像がつかなったのですが、参加してみてクリアになりました。

別の薬局のインターンも数社参加させていただきましたが一番違うなと感じたのは、業務の効率化を含めてITの導入を積極的に推進されているところでした。見てて効率的でいいなぁと思いましたね。

処方箋を紙ベースで対応されている薬局が多い中、iPadやアプリなどのツールで対応していて先進的な印象を持ちました。

また、余った時間を患者さんとのコミュニケーションに生かされていたことにも驚きを感じました。

ICT化を進めることで、処方箋・薬歴のチェック、処方監査など、薬剤師が行う業務が一元的に管理できて、ミスも少なくなります。

患者さんとのコミュニケーションを第一に考えた業務フローの設計や環境が整備されていて大変勉強になりました。

ボランチ制度も画期的だなと思いました。

薬剤師が担うべき本来の業務に集中ができ、最適化されていると思いました。

Q3.インターンシップ中で印象に残っていることはありますか?

インターンシップ生の齊藤さんにインタビュー中の写真(笑顔ver)

私自身が理想の薬剤師像について考えるきっかけになったことです!

インターンシップを通して患者さんのお宅に実際に訪問もさせていただきました。

その時、同行いただいた薬剤師の方に「日々どのようなモチベーションでお仕事をされているんですか?」とお聞きしました。

すると、

在宅の価値は患者さんを時間軸で見れて、自分らしく最期を迎えられるようにサポートができることだと思います。それを担っているのが私たち薬剤師の仕事かなと。そのためにも患者さんの生活の一部になることが、まんまる薬局の目指す世界観だと私は考えてるかな!

とお答えいただき、私もそんな薬剤師になりたいなと思いました。

インターンシップに参加する前は、処方箋枚数年収で会社選びをするものだと思っていたのですが、インターンシップ直後から自分の中で価値観が変わりました。

私が目指したい薬剤師像は患者さんの生活の質をあげることであり、患者さんに頼られる存在でありたいということです。

そんな薬剤師を目指したいと自分の理想を思い描くきっかけを作っていただきました。

さらに薬剤師、栄養士、ボランチと職種は違えどお互いの強みが生きる環境ができ上がっているなとも感じました。

マニュアル通りに動くのではなく、それぞれが患者さんのために考え、患者さんに尽力する姿は生き生きしていて、個人のやりがいにつながっている雰囲気が良かったです!

斎藤さんから Q&A

最後に、今回は斎藤さんからまんまるメンバーに寄せられた質問に答えていきました!

Q&A
1日にどのくらい患者さんに訪問されるのですか?
薬剤師、ボランチ1組で約10~16名ほどの患者さん宅に訪問しています。
3〜4組で回るため、薬局全体では約50件でしょうか。
在宅って24時間対応と聞きますが、、、実際はどうですか?
基本は24時間対応で、電話当番が緊急・臨時に対応しています。
担当の患者さんでなくても薬歴はアプリでみられるため、対応が可能な仕組みになっています。
深夜の対応はあまりありません。
栄養剤も多い印象を持ちましたが、一番多いのはどんな処方ですか?
栄養剤も多いですが、医療用麻薬が一番多いです。
在庫があるため、薬局からの訪問依頼も多いです。
在宅訪問の範囲はどれくらいですか?
薬局があるのは板橋区ですが、範囲は練馬区、新宿区、豊島区、足立区など非常に広いです!
新規の患者さんはどこからの依頼なんでしょうか?最初は外来からが多いんですか?
外来からの場合もありますが数としては少ないです。
主に、診療所や、ケアマネさん、訪問看護師さんからの依頼がメインです。
重度な患者さんへの相談などもいただくことが増えてきており、それだけ信頼を寄せていただいていると感じています…!
どのようなモチベーションで在宅訪問を行っていますか?
「患者さんの笑顔とありがとうのために」です。
明るく接することを心掛けています。
調剤はいつやるのですか?
日単位で在宅と、調剤を交代するイメージです。
調剤は3~4人でやります。
どうして在宅訪問をやろうと思ったのですか?
MRも考えましたが、転勤が多くお金を稼ぐためだけでやりがいを感じないイメージでした。
また、外来中心の薬局は、割と暇でした。
在宅は患者さんを時間軸で見て、自分らしく最後を迎えることができるようにサポートできることがやりがいだと思っています。
担当をしていたがん終末期の患者さんが亡くなったあと、調剤済みの薬を回収しに行った際、奥さんとその患者さんが若かったころの話をしていただきました。
お線香もあげることができ、その時のエピソードが印象強く残っていて、在宅を頑張れる活力になっていると思っています。
在宅訪問をやるうえで気を付けていることはなんですか?
医師、ケアマネ、ヘルパー、看護師と連携することです。
薬局は最後に介入することが多いため、特に看護師さんとコンタクトを取ってやることが多いです。
看護師さんの仕事軽減にもつながりますし、看護師さんから薬の相談も受けることも多くあります。
そして何より、患者さんの生活の一部であることを忘れないのが一番重要です。
薬剤師として、在宅のメリットは何ですか?
成長スピードが早いと思います。
4月に入社した薬剤師のメンバーは9月から独り立ちします。
栄養相談は誰から来ますか?どう対応しますか?
在宅訪問時や看護師さん経由での依頼があります。
食事の内容、嚥下、1日のカロリーなどは栄養士さんにアテンドをお願いします。
ニーズが増えてきていることから、今後は栄養指導・レシピ・形状・減塩食などで栄養士の活躍機会がより増えると思っています。
まんまる薬局いいぞ!来てるぞ!と感じる時を教えてください。
、、、、、、、w
ケアマネさんから退院時カンファレンスの依頼が来たときですね。診療所の信頼が上がっていると感じます。